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ドラゴン大年表

 ドラゴン大年表 

  平成 8年(1996年) 「無我」の興行、他団体への進出、「新龍王伝説シリーズ」、テレビ出演、と大奮闘。


●平成 8年(1996年)  42歳



 ・ 1月 4日  東京ドーム。猪木はベイダーに勝つ。また高田が武藤を破る。


 ・ 2月      東京ディズニーランドの広報誌「ディズニー・ファン」に、藤波が登場。
           コーナーは「FAN ME TOO(私もファンです)」

 ・ 2月 7日  書道作品展「露の会」の開会セレモニーで、東京南青山の西福に出席。
          藤波自身も「無我」や「砂」などの作品を出品している。
           書道の師である海老原氏によると「普通の生徒さんと比べて、集中力が
          ずば抜けています」とのこと。
              

 ・ 2月25日  両国大会で、藤波が1年2カ月ぶりに新日に姿を見せ、越中との共闘
          をアピールした。



 ・ 3月26日  東京体育館でワンナイト・トーナメントに、藤波が越中と組み優勝。
           1回戦で天龍・荒谷組、2回戦で蝶野・天山組、決勝戦で武藤・佐々木
           組を破っての優勝。

         一日に3試合というのは、想像以上に体力を使うものらしく、3試合目になると
         越中の動きがかなり遅くなっていた。藤波はベテランらしく、試合を重ねるごとに
         動きがよくなって、2試合目には、蝶野のキックを受け止め、3試合目には、
         武藤のトリッキーな動きに惑わされず、ドラゴンスクリュー合戦など、余裕すら
         感じさせる試合ぶりであった。観客の藤波への声援も大きかったが、終始険し
         い顔の表情が、このトーナメントの闘いの厳しさを表していた。

         なお、 電光掲示板には、武藤・健介組は「新日本プロレス」とあり、藤波・越中組
         には「無我&平成維震軍」の表示があり、ファンを喜ばせた。

         このあとしばらく、藤波のプロフィールには「ワンナイトトーナメント優勝」が大きく追記
         されていた。


 ・ 4月 1日  NHKの朝の連続ドラマ「ひまわり」がスタート。ヒロインは、松嶋菜々子。
           藤波が初の連続ドラマ出演する作品。10月5日まで放映され好評を博した。

                     

     藤波の話 「緊張しましたよ。リングとはちがって。スタジオにロープでもはっていてくれれば、
             リラックスできますよ(笑)」
           (※編者注 このドラマを録画していましたが、ファイナライズを忘れて、見ることができません。どなたか、貸してください)


 ・ 4月 4日  この日和歌山県の岩出町で、「無我」の大会が予定されたが、諸般の事情で
          中止となった。この決定について、藤波は「登山」に例えた談話を出したと伝えられた。


 ・ 4月 6日  「無我」第3弾の倉敷大会を開催。全4試合。西村、石沢、野上が出場し、
           またミスター高橋も参加。
           第1試合の前に、マロニスとデビュー前の倉島が公開スパーリングを行い
           藤波がこの立ち会い(レフェリー?)をした。藤波自身はメインでチャボゲレロ
           と闘い、10分過ぎに飛龍裸絞めで勝利した。なお、この試合の途中でチャボ
           ゲレロが脇腹を負傷してしまうアクシデントがあった。
           石沢がシェーン・レスビーと対戦して、好試合をし、まさに「ひとつひとつの技を大切に
           する」という「無我」のコンセプトを表した試合が展開された。

           この日、新日本プロレスから取材拒否をされている「週刊プロレス」の記者が
           訪れている。通常のの取材ではなく、ファンの声を聴くなど、記者の姿勢は大いに
           評価され、藤波も「はやく正常化するよう全力をつくす」とアピールした。

           なお、この試合(チャボゲレロ)戦に関して、藤波は
           「彼のレスリングに対する姿勢が変わっていなかった。安心した。だが、お互いに歳月は
            経ていた。(中略)今のプロレス界に欠けているものを彼は見せてくれた」

          
 ・ 4月 7日  「無我」第3弾大阪大会を開催。藤波はメインで越中と組み、北原・荒谷組を破る。
          全5試合だった。野上が、脇腹負傷でコルセットをしたチャボ・ゲレロから、横入りエビ固めで
          勝利している。チャボゲレロは、まわりの誰もが欠場すると思っていたほど重症で、歩行も難し
          いほどであったという。それを押しての出場であった。 石沢がジョー・マレンコと厳しい試合をし
          て「無我」に溶け込んだ。メインの北原・荒谷はWARからの登場、だが、天龍のテーマで登場
          することはなかったのではないか。さらに、試合数を増やすことも、課題だと思われる。



 ・ 4月29日  東京ドームで藤波が天龍と一騎打ち。序盤からの藤波の思い切った攻撃、「ドラゴンロケット3連発」が炸裂。


          ところが、3発めを天龍がグーパンチで受けたため、鼻骨を骨折。大流血で、全治1ヶ月の重傷。
          藤波は大流血となり、天龍のつま先顔面蹴りに、なんども大の字に。、それでも、死力を振り絞って、ドラゴン
          スクリューから足4の字固めと攻めるも、ついに力尽きて敗れる。
           テレビ中継では、解説のマサ斎藤が「いくらなんでも、天龍は、あれを3発も受けないよね」 
          藤波の大流血で変則的な試合とはなったが、不屈の闘志を見せた藤波と、アクシデントで大流血の相手に対
          しても、ひとつも手加減しない天龍の気迫が、普通の対戦を越えた試合を作った。
          天龍は「あれは、藤波辰爾の意地だね。アントニオ猪木の影というか、あの新日本で目立ち続けてきた藤波の
          意地だね」

           と、一応まとめたが、あれは、ない! ドラゴンロケットをパンチでうければ、どうなるかわからない天龍では
          ないだろう。飛んでくるところにゴングを当てた上田でも、シンでも、藤波にけがをさせるようなことはしない。
          故意でなかったとしても、前田の長州への顔面蹴りと同じではないか?
           新日本の流れの中で独自な行動をとる藤波への・・、という視点からも、いろいろと詮索してしまう展開だった。
          それこそ意地で、なんとか試合を終了させた藤波だが、そのあとの、天龍への張り手が、妙に気になる印象を
          残した。それにしても、天龍、ひどいよ。暴挙だろ。あれは。

           おまけに、テレビ画面。全国のファンが見守る中、肝心な3発目のドラゴンロケットの攻防の場面(藤波の足が
         ロープにかかり、藤波の顔面にグーパンチが炸裂)は、ひとりのカメラマンが画面を塞いでしまい見えないじゃない
         か。(怒) へたくそ、と、全国のファンの怒涛の恨みをかった。(cacao86 )

          96 BATTLE FORMATION 4月29日 東京・東京ドーム
         ▼60分1本勝負
           ○天龍(9分16秒・片エビ固め)藤波×

          なお、この日、橋本が高田に勝つ。


 ・ 5月28日  京都大学総合格闘技サークル主催藤波講演会「無我」が行われる。
          会場は土木総合館155講義室。新入生歓迎特別企画だが、一般の
          入場も出来た。



 ・ 6月 1日  ロサンゼルスで、猪木のプロデュースのプロレス「平和の祭典」が行われた。藤波も出場。
          ブラックキャットと対戦し、腕ひしぎで完勝。猪木はスバーンと組み、タクタロフ・藤原に勝つ。
          なお、この大会のパンフレットの紹介には「わがままでないMUG(無我?)の主宰者」と紹介
          されている!

              レセプションのテーブルには、藤波は坂口、藤原やサスケらとともに、壇上の猪木に
             笑顔で迎えられた。また大会後のファンとの打ち上げ会では、藤波が、猪木が到着する
             まで司会もつとめ、乾杯の音頭もとった。猪木が到着すると直立不動になり、師弟関係の
             絆の深さを示してくれた。



 ・ 6月11日  広島で、ベストオブザスーパージュニアシリーズ第17戦。藤波がこの日からシリ
         ーズに参加。藤波は野上・越中と組み、蝶野・天山・ヒロを破る。

          「自分の道の「無我」でと、本隊での闘い、それに天龍たちの別団体
          での闘い。これらがいい形でからんで、闘いに広がりが出ればいいね」

 ・ 6月12日  大阪府立でシリーズ最終戦。ブラック・タイガーがライガーを破り優勝。
          藤波は越中と組み、佐々木・小島組に勝つ。

 ・ 6月14日  ディック・マードックが急逝。17日の武道館大会(ジュニアのタイトルマッチ
          のみの大会)で追悼ゴング。
           「思い出はたくさんありすぎて、とても語り切れない。いまごろ、向こうでビールでも
            飲んでいることでしょう」

 ・ 6月26日  Uインターの名古屋大会に藤波が出場。Uインターとの対抗戦では一歩ひいていた
          藤波だったが、藤原組のは藤原と組み、Uインターの高田・垣原に勝つ。
          垣原にとっては試練の試合となった。
          
           素早い高田のキックが藤波を襲う。


 ・ 6月30日  横浜アリーナで「力道山メモリアル大会」開催。藤波はメインで天龍と組み、
          長州・北原組を破る。試合はメインで行われ、注目の藤波・天龍組は、それぞれが闘い、
          長州は北原に激をとばしながらの、試合となった。北原は、大変な選手たちに揉まれ
          特に天龍の容赦のない攻撃が北原を鍛えた。
          
           藤波「われわれも昔、こうやって猪木さんはじめ先輩の叱咤激励を受けて成長してきた」

          なお、この会場で、藤波は、日本プロレス時代の芳の里・吉村・小鹿・百田らと再会する。
          猪木はリング上から挨拶。

 ・ 7月16日  札幌でサマーストラグルシリーズ第18戦。藤波が出場。藤波は越中と組み、
          長州・橋本組と対戦。藤波が橋本に敗れる。
 ・ 7月17日  札幌で、シリーズ最終戦。藤波・越中・野上組が、蝶野・天山・ヒロ組に勝つ。

 ・ 7月20日  WARの両国大会で、藤波・天龍・荒谷組vs高田・佐野・垣原組
          の6人タッグが実現。高田が荒谷を下す。
 ・ 7月21日  WARの両国大会で、越中と組み、高田・金原組に勝つ。藤波は高田の
          強烈なミドル・キックをドラゴンスクリューに。最大の見せ場を作る。

 ・ 7月23日  新日が藤波主体のシリーズ「新龍王伝説」(ドラゴン・スピリット)を組み、その
          第1戦が飯田市で行われた。藤波は、ヒロ斎藤に勝ち、客席のサンダー杉山と
          握手を交わす。シリーズは29日まで、全7戦。

 ・ 7月24日  桐生で、藤波は越中と組み、北原・荒谷組に勝つ。
 ・ 7月25日  富山で、藤波は西村と組み、木村・小林組を破る。
 ・ 7月26日  シリーズ第4戦の金沢大会で、藤波・越中組は蝶野・天山組に勝つ。また、引退
          した馳が復活し、佐々木と組み試合に出場。長州・永田組に敗れる。。
 ・ 7月27日  名古屋では藤波対西村のシングルが組まれ「新日本隊」のシリーズ
          中にまさに「無我」が出現した形になった。決め技は「コブラツイスト」だった。
 ・ 7月28日  高石で、藤波は永田と組み、北原・平井組に敗れる。
 ・ 7月29日  後楽園で、「新龍王伝説」の最終戦。藤波は木村との一騎打ち。
          飛龍裸絞めで破り、共闘をアピール。全7戦を終了した。
           「木村! おまえはこのままでいいのか?!」(マイクアピールより)

 ・ 8月 2日  両国でG1クライマックス開幕。藤波はリーグ戦には不参加。タッグや西村との対戦。

 ・ 8月 6日  両国でのG1決勝戦で蝶野と闘う長州に、場外で藤波が平手打ちで気合いを入れる。
          長州が初優勝。この藤波の平手打ちに対して、いろいろな憶測がとぶ。

 ・ 8月15日  藤波、イギリスへ出発。ビリー・ライレー・ジムの伝説のレスラー
          「ビリー・ジョイス」に会う。

 ・ 8月29日  NHK総合テレビ「スタジオ・パーク」に出演。腰痛からの復帰や
          家族の話まで幅広く披露。
           
          なお、藤波は、朝の連続ドラマ小説「ひまわり」に出演していた。

 ・ 8月30日  WAR太田市大会で、藤波は天龍と組む。北原に対し、ハイジャック・
          パイルドライバーの合体技も出す。最後は飛龍裸絞めで荒谷をしとめる。
 ・ 8月31日  WARの後楽園で、藤波は、天龍・ウルティモドラゴンと組み「トリプルドラゴン」
          を結成、冬木・ビガロ・タイトン組と闘う。

 ・ 9月12日  仙台でG1クライマックスシリーズ開幕。藤波も6人タッグで参戦。
 ・ 9月13日  長岡で、藤波は越中と組み、山崎・飯塚と対戦。山崎とは8年ぶりの対戦
          となる。成長を絶賛する。

 ・ 9月20日  大阪府立で日米対抗スーパースターズトーナメントが行われる。
          藤波は1回戦でフレアーと対戦。首固めで敗れてしまう。

 ・ 9月22日  台風の大雨の中、水道橋で藤波のサイン会が開かれる。
 ・ 9月23日  横浜アリーナでシリーズ最終戦。藤波は長州と組み、木村・後藤組に勝つ。

 ・10月 5日  「無我」第4弾・大宮大会を開催。「DRAGON ZONE」 「無我」として初の首都圏開催となる。
          藤波はジョー・マレンコと対戦。全7試合。

 ・10月 7日  「無我」第4弾・恵比寿大会。初の東京進出となる「無我」興行。 藤波はトーナメント優勝者
          西村と対戦し三角絞めで勝つ。全6試合。リンク
          リング上での藤波の挨拶「これで全部自分のやりたいことを見せたとは思っていません。
          しかし新日のレスリングは、裏にこういった基本があって成り立っているんです」

          

          試合後、藤波がマスコミに語った内容が物議を醸す。
            藤波「無我は、僕の趣味です」

 ・10月 9日  NHK総合「生活ホットモーニング」に藤波が出演。この日は「プロスポーツ選手の
          妻に学ぶ健康管理術」というテーマで、力士、プロレスラー、サッカー選手が取り上げ
          られた。

 ・10月12日  郡山でSGタッグリーグシリーズ開幕。藤波は6人タッグで参戦。
 ・10月13日  後楽園大会。リーグ公式戦で、藤波・越中組はリーガル・テイラー組に敗れる。」

 ・10月14日  四日市大会。リーグ公式戦で、藤波・越中組はノートン・橋本組に敗れる。なお試合
          開始前に、老人施設を慰問。
 ・10月22日  熊本で、リーグ公式戦。藤波・越中組が、リックスタイナー・武藤組に勝つ。しかし、
          この試合で越中が重傷(全治3ヶ月)を負い、リーグ戦は棄権となった。
 ・11月 1日  広島でシリーズ最終戦。リーグ優勝は、リック・武藤組を破ったノートン・橋本組。

 ・11月 3日  早稲田大学で、藤波の講演会が開かれる。16号館での講演会。

           藤波 「骨折とかは意外と、自分の気持ちの中で直しちゃうという力が働くんだよね。
               怪我したところを相手に蹴られると、自分のプライドを傷つけられた感じ。だ
               から天龍選手との試合でも、ああなって、(鼻骨骨折) あれで天龍選手が
               俺の鼻を殴ってこなかったら、反対にいきたくなかったし、殴ってきたことで
               自分自身闘えた。普通だったら、ドクターストップですよ」

          夜は後楽園でスペシャルトーナメント。
          藤波・サムライ組は、武藤・ライガー組に敗れる。

 ・11月20日  草加でバトルファイナルシリーズ開幕。藤波は西村と組み、木村・野上組と対戦。
          試合後、藤波は木村に、タッグを組むのか組まないのか、と迫る。この結果、22日
          に記者会見となり、1月4日の東京ドームでタッグを組んでIWGPに挑戦すると発表。

 ・11月23日  ニッポン放送の夕方の番組「スポーツ×スポーツ」に出演。「無我」についてや
          「家庭での、よきパパぶり」が語られた。

 ・11月26日  弘前大会で、藤波は木村と組み、橋本・小島組に勝つ。

 ・12月 1日  名古屋で藤波は木村と組み、武藤・西村組に勝つ。なお、この日代々木では、猪木
          の興行が行われ、藤原や、みちのくプロレス、バトラーツなどの選手が出場した。
          猪木は、久々の海賊亡霊、ザ・ガスパー(中西)と闘い、腕ひしぎ逆十字固めで勝った。

 ・12月 2日  テレビ朝日系テレビ番組「あなたに、逢いたい!」が放映される。
          藤波のたずねびとは日本プロレスに入門するときにお世話になった
          「ハルさん」であった。北沢さんも登場。

 ・12月10日  大阪でシリーズ最終戦。「藤波25周年記念試合」が行われ、相手のブラッド・アーム
          ストロングに勝つ。25周年セレモニーも行われた。

 ・12月15日  「無我」恵比寿大会「カタルシス」が開催され、無我では初の「タッグ」で、藤波はマロニス
          と組み、西村・リグビー組と対戦。メインは正田が福田と対戦。福田がダルマ式原爆固めで勝利。
          西村が締めの挨拶を行う。全4試合。
          
          
            

        メインは正田が福田と対戦。福田がダルマ式原爆固めで勝利。
          

           藤波「何なんでしょうかね?あの連中は。 なんで、こんなに人が手伝ってくれるのか、わからないんだよね」
               (お手伝いしてくれるボランティアの人々について、にこやかに)

           藤波は「ウチだけじゃなく、いろんな選手を「無我」のリングに上げたい。来年は一気に選手層も試合も
              変わったものになる」と、若手の交流に加えて、他団体
やフリーの選手にも門戸を開く構えを見せた。


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